12.ベトナム人

ベトナムのホテルのチェックアウトは12時までとかなりユルイ感じ。
寝過ごす心配もないので起きる時間を決めなかった。

結局起きたのは9:00。
宿を移る準備開始。とりあえずここでバスタオルとトイレットペーパーを置いてく。
もう必要ないと判断。役立たずのトイレットペーパー。

宿をチェックアウト時は特に問題なかった。
最初の言い値通り80$だけ請求された。
あとパスポートもスンナリ返してくれた。
この国に来て一番心配していたのに拍子抜けである。

タクシーで次のホテルへ行くことに。
大通りに出てからすぐにタクシーをひろう。
ここで驚くことがあった。

そのタクシーのメーターの上にある顔写真が昨日の強面のオヤジの写真。
運転手をみると優男ではなく写真のとおりのオッサン。
昨日の弱そうな兄ちゃんはなんだったんだろ・・・
モチロンそんなことを聞けるはずもなく謎は深まるばかり。
不思議である。

ホテルについてからはチェックイン。
朝10時からOKだと言われた。やはりアバウトな国である。
今回は先に50$払ったのでパスポートを預けなくてよかった。

フロントの人はオレの汚い格好を見て不信がってたが
お金を払うとすごい笑顔になる。現金なもんである。
ジャパニーズなめるなよ。

部屋は7F。エレベーターの横に立っているオジサンがベルボーイ代わり。
オレはリュックなので預ける荷物はない。
オジサンは一緒にエレベーターに乗り込んでくる。部屋まで来るきだな。
心の中でチップを払わないことを決意。

一緒にエレベーターに乗った欧米人が4Fで降りたあと扉が閉まらなくなる。
正確には外側の扉だけしまって内側が閉まらない。
オジサンが必死に外側の扉を手でこじ開けようとするのだがビクともしない。
これってエレベーター壊れたんじゃ・・・・
ベトナムホテル

まさか今日一日この中に閉じ込められたりして。
それよりもエレベーター落ちたりしないよな・・・・不安がよぎる。
オジサンはトランシーバー持って一生懸命外と連絡をとっている。

がんばれオジサン!

せっかくいいホテルに移動してきたのにこれじゃ意味ないな。
なんて考えていると外からレンチでこじ開けてくれた。
外にでてから何やら作業してもう一度エレベーターに乗れと言われる。
また乗るのかこれ。恐いんですけど。
階段でもいいんですけど。
ベトナムホテル

オジサンのあまりの笑顔につられてエレベーターに乗り込む。
今度は無事7Fに到着。なんだったんだ。

部屋は今までとはケタ違い。
ベトナムホテル

部屋は倍くらい広いな。
ベトナムホテル
ホテルでは裸でウロウロ。暑すぎる。

シャワーはイマイチ。勢いがない。
ベトナムホテル

部屋でゆっくりしてから今日のプランをたてる。
まだ食べたことないベトナムのお好み焼き『バインセオ』を食べに行くことにした。
46Aバインセオという店がよさそうだ。ホテルからは歩いて一時間くらいか。
時間はあるのでゆっくりいこうと思う。

そして歩いているとバイクオヤジにまた声をかけられる

オッサン“兄ちゃんバイク乗る?ワカチコワカチコ~”

オレ“ワカチコって・・・”

オッサン“ヒーハー”

お笑い芸人ブラマヨ小杉のネタでオレも最近知ったくらいである。
日本人旅行者から仕入れたネタなのだろう。
この国の人たちは商売のためなら何でも覚えたり学んだりするようだ。
モチロン無視して歩く。

歩いていると今度はバイクを押しているオッチャンに声をかけられる。

オッチャン“ガス欠なんだ”笑顔

オレの心の中“服もいいもの着てるし怪しい人ではないな”

オッチャン“どこから来たの?”

オレ“日本だよ”

オッチャン“マジで!日本で2年間働いていたんだ。
      今は空港でスタンプを押している”

空港のスタンプ押してる人は無愛想だとこの間書いたけど全然そんなことはない。
やっぱり愛想よくするなという規定でもあるのだろう。

それから歩きながらしばらく話をする。
オレの予定を伝えるとオッチャンがバイクに乗っていけという。
話した感じ信用できそうなのでバイクに乗ることにした。

ガソリンはそこらへんのバイク乗ってる人に声をかけて売ってもらっている。
それからオッチャンのバイクの後ろに乗って出発。
ヘルメットがないのでノーヘル。
本には外国人でもノーヘルだと逮捕されて多額の
罰金を払わされると書かれていたが・・大丈夫かな。

心配していたのは最初だけでバイクの後ろにノーヘルど乗ると
すごく気持ちいい。汗だくの体にあたる風がなんともいえない。
しばらくは気がつかなかったのだが信号で止まるたびに
好奇の目でみんなに見られていた。
ノーヘルでバイクの後ろに乗ってる外国人。誰だって見るか・・・

しばらく走ると目的の46Aバインセオに到着。
ベトナム バインセオ
本当に遠いし、わかりづらい場所にある。
一緒にきてもらってよかったな。
注文もとってくれたので楽チン。
ベトナム バインセオ

その後はじめて自己紹介。ボーさんという名前。
ベトナム バインセオ

運ばれてきた料理は
バインセオ。葉っぱでまいて浸けダレで食べる。
ベトナム バインセオ

生春巻き
ベトナム バインセオ

どれもうまい。一番うまいのはボーさんが頼んだ肉の串焼き。
写真撮り忘れた。

ボーさんは39歳で嫁と女の子2人いるという。
仕事はホーチミン国際空港でスタンプ押してるらしい。

オレは最初24歳くらいに間違えられた。
30だというと驚かれた。

ボーさん“奥さんはいるんだろ?”

オレ“いない”と答えると

ボーさん“ガールフレンドは?”

オレ“いない”

ボーさん“情けないやつだ、じゃオレが紹介するから結婚しろ”

そこは丁寧に断っておいた。
ベトナムの結婚の条件はいいバイクを持ってること。
男は顔ではないらしい。やっぱりお金。
世界共通なのはイケメンではなくお金。これ間違いないな。

ボーさんは14:30から空港でお仕事。
それまでマッサージに行くという。
もともとその予定だったのがオレに出会ったので予定を変更してくれたようだ。
これから予定通りマッサージに行くという。

ボーさん“オマエも行くか?”

オレ“アヤシイやつ??”

すると笑いながら、
ボーさん“アヤシイのに行きたいのか?”

オレ“アヤシイのに行ったことない”

ボーさん“オマエは本当に日本人か”

日本人は海外に出るとそういうとこばっかり行くイメージが出来てるのかな。
戦争時代もそれで散々信用を失ったのに今も結局同じことをやっている。
現地の人から見ると日本人はそういう民族だと思われているのかもしれないな。

ボーさんは普通の顔エステ&ボディマッサージに行くというので
ついていくことにした。ご飯代は120,000ドン。
割り勘で一人60,000ドン(300円)である。
オレが全部だすと言ったのだが断られる。
お金を出すと言ってるのに断られたのはベトナムきてはじめてだな。

バイクに乗っていると今度は急に降りろといわれた。
何事かと思ったのだがとりあえず言われた通りにバイクから降りて歩く。
警察である。それもたくさん。
ボーさんはいち早く気付きオレをバイクからおろした。
しばらく歩いているとまたボーさんが近づいてきて
危なかったねと言う。

今度はオレにヘルメットを被せてボーさんはテンガロンハットを被る。
それじゃ意味んじゃないかと思うのだがボーさんがOKというので
とりあえずいいのだろう。

しばらく走っているとバイクが右によっていく。
一軒の店の前に到着。美容院のようだがココで間違いないのだろうか。
今回カットする予定はないのだが・・・

ボーさんは店に入り奥に進んでいく。
するとそこにはヘッドスパの設備がある。
仰向けに寝転んで頭を洗ってもらう。
日本の美容院で頭を洗ってもらう姿勢である。

最初はかなり痛かった。
なんせわざと爪を立てて洗うのだから。
そのうち慣れてくるのだが頭皮と髪の毛のほうが心配。
しばらくすると普通に洗ってくれる。
そして変なクリームを顔に塗られる。
シアバターのような匂いだ。さらに色々顔に塗られてから顔マッサージ。

エステなんかに来たのは初めてだが気持ちいい。
女の子はこういうのにお金を使うんだな。
こりゃ日本でやったらお金かかるわ。
けどウットリしてるのも束の間。
時々ボーさんが隣で同じことをしてるのを確認。
最後の日に騙されるワケにはいかない。


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